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Mille Joies Planning

”フランス・イタリア”リピーターの方へ情報を発信するブログ。

Une demi-baguette s'il vous plait

Bonjour    

30歳を目の前に、、、フランスでの勉強を開始した
留学を決めてから 週に一度A学校に数ヶ月通ったものの アルファベットが言えるとか
数字が100まで言えるとか Bonjour Bonsoir Au revoir 程度が出来るとか、、、その程度で渡仏

中央フランスのしっかりした学校にホームステイしながら始めたフランス語
ホームステイは朝食と夕食付き お昼は学校の食堂がある。普段は自分で買い物する必要もない。
最初は学校とホームステイの家を道草一つせず 通って真面目に勉強した
学校でも努めて日本人とは一緒に過ごさず、とにかくフランス人のホームステイ先のマダムか
学校でもフランス語が出来る外国人と過ごすことに専念した。言葉をマスターするには遅い年齢、その上資金が余裕がある訳ではない(自分で貯めたお金には限りがある)、
親のお金で悠々と渡仏し、脳の柔らかい若い人たちと同じ気持ちで遊んだり、していたら ただの アホ
自分に言い聞かせ、学校で勉強し始めてから3ヶ月は寝ずに勉強した というか、せずにはいられなかった。そうでないとついていけない。
エコエコ フランス人の元にホームステイしていた私は 「早く電気をけせぇええ?」と
マダムに叫ばれないように、部屋の電気は消し、ベッドにもぐりこんでライトつけて勉強した。

学校の無い土曜日・日曜日は昼食は自分で食べに行くか、パンを買うか・・・
今は日本でも Demi-baguette を買えるようになった?かどうか わからないが、
フランスは1本のバゲットではなく 半分きった状態のバゲットが普通に買える。
でも 言葉が出来ないものにとって、une demi-baguette s'il vous plait っていうのが
なかなか言えない。次から次へと、お客さんがきて、ドンドン 抜かされて 誰もいなくなるまで待たないとパンが買えず、、、 でも後ろで待たれて 早くしろよって思われるのも辛いし、、、時々 ドンドン抜かされている私をみて、この子が先よ なんて 言ってくれる優しいマダムがいると涙が出そうになったりした。有難いけどでも 皆が聞いているなかで une demi-baguette s'il vous plait って言わなくてはいけないのも かなりのプレッシャーな訳で。 今思うと 恥ずかしいやら懐かしいやら 

その上、、、そのバゲットだけでなくて、あと他にも買いたいパンがあったりしても、それだけを言うのに必死で言い終わって ホッとしていると C'est tout ?? (それで全部?) って大きな声できかれると
もう OUI しか言えず、、、買いたい美味しそうなパンはいつになったら買えるようになるんだろうと 思いながら悔しい気持ちでパン屋を後にした事が今でも懐かしく、鮮明にそのもどかしさが心に残っている。今なら 言葉の問題だけでなく かなり人間が図々しくなったので 何でも買える
それどころか、フランスのパン屋さんで、私のような子をみると、「この子が先よ」って言うことにしている。今は強烈なフランス人にも負けない強烈な日本人になってしまった
当時はまだまだ そんな図々しさがなくて、、、本当にパン一つ買うのが大変だった

本当に悲しかったり、悔しかったり、辛かった事の方が後になるとその思い出は
輝きを放ち、いつまでも忘れられない素晴らしい金の想い出になるという事を実感している。輝く想い出にする為には まずはそこを超えないといけないという事が最低条件ではあるけれど・・・・


Une demi-baguette s'il vous plait

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Mieko SATO



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